「シャルトル」                                                                  
 
 10F(53p×45)                                                                                 Next
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 祖父のフランス生活初めての地、シャルトルの街角風景。 1976年10月2日作の10号。 
 この絵は現在我が家に飾られている祖父の唯一の作品です。 
 1987年11月に行われた遺作展の数ヵ月後、
 「ウチって絵描きの家やのに絵が一枚もないよね。」
 「○○(同じクラスで、同じくジイちゃんが絵描きの友達)の家って、玄関にすごいデカイ絵があるで」
 「ひょっとしてウチって紺屋の白袴?」
 
 その後急遽父がこの絵をアトリエから引っ張り出してきました。 
 以来15年間、ただ「フランスの絵」と思い、いつどこで描いたのかも知らずになんとなく家の洋間に飾ってきました。   
 絵の出来栄えは解りませんし、厳密にいうとアトリエに残っていたわけではありませんが、懺悔の意味を考えるとこのギャラリーのスタートを飾るのに最も相応しい作品です。 
 
 〜編集後記 2006年8月〜
 シャルトル Pl.des Halls