「フランス人形」 100cm×50 美YAMASAKI
1977
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前作「橋」と同時期に描かれた翌78年の入選作。
これは1978年に銀座松坂屋で開かれた第一回 在仏日本人作家具像絵画展にも出品されており、祖父の絵でおそらく最も人目に触れている作品です。
ともかく色にインパクトがあり、少しドギツイ感じがするので好き嫌いが分かれそうですが、僕も覚えていたぐらいなので結構記憶に残る絵だと思います。
遺作展のパンフレットにも使われた祖父の代表作です。
以下 故深谷 徹さんに頂いた推薦文の引用です。
山崎氏は高知県出身で創元会の会員であり本年66才であります。
近年ヨーロッパに三年余り研修され、その間の作品をもって東京で初の個展を開く事に成った事は誠に慶賀の至りであります。
一昨年私はパリーの彼の部屋を訪れたことがあるが、室中に所狭しとかけられている作品は、
如何にも純粋で温かい色調が印象的で、彼の温雅な性格がよく偲ばれた。
好んでパリーの街角を描いているが、彼としては大作になる人形の作品は最も目を引くものがあったのを覚えている。