「シャケ」                                                                     美YAMASAKI 1973. 1

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 12P(60cm×45)                                                                                    

 渡仏前祖父がまだ中学校の教師をしていた頃に古いアトリエで描かれた静物画。                                      
 どこかで見たことあるような有名な絵画「鮭」を模倣した遺作展出展作。                                                      

 この絵は風景画の多い会場で一際目立って(浮いて?)ていたのでかすかにですが覚えていました。
 裏書の制作年月日から判断しておそらく祖父が右手で描いた最後の作品です。 

 
 遺作展前日に撮影された写真のシャケが横向きだったので、てっきり料理途中のシャケだと思って作業を進めていたら、
 アルバムから生前の個展の写真を発見。
 サインの位置から見ても上から吊られるているシャケという事が判明。
 改めて無知を反省。 (後に調べた結果元の絵は故平賀亀祐さんの「鮭」だと思われます)


 〜編集後記 2006年8月〜

 高橋由一 1877年頃作 「鮭」。 明治時代、日本で一番最初に描かれた洋画の一つであり、おそらく(いや間違いなく)日本で一番有名な絵画。